適性診断は仕事の適性を見る時に使うツールの一つ
自分がやりたい仕事、興味のある仕事に就こうと考えた時、果たしてその仕事は自分に合うのだろうか?と考えたことが、誰でも一度はあると思います。
例えば、自分が興味のあることはコツコツと続けていくのが好きな人もいれば、大勢の人とイベントを企画して賑やかにワイワイやるのが好きだという人もいます。人と接するのが好きだという人もいれば、静かな環境を好む人います。そういった性格の側面も、仕事の適性を見る助けになります。
適性診断は、違う性格の人でも同じ結果が出ることがある
その人が、どんな仕事に適性があるかを調べる方法の一つに適性検査があります。いくつもの質問に答え、その人の性格や考え方、行動パターン、感情の動きなどを分析して、どんな職業がその人に合うかを診断するものです。
例えば、適性検査で、人と接する仕事が向いていると結果が出たとします。ある人は友達が多くいろいろなイベントに積極的に参加する人、また別の人はふだんは大人しく目立たない人がいたとします。
適性検査は、こうした、一見正反対に見える人たちに同じ結果が出ることもあります。一口に人と接する仕事といっても世の中にはいろいろな仕事があります。銀行や不動産会社の窓口も人と接する仕事ですし、秘書も人と接する仕事です。
販売員も人と接する仕事ですし、看護師や美容師も人と接する仕事です。また、営業の仕事が向いています、と診断結果が出たとしても、どんなものを売る仕事なのかで向き不向きは大きく変わってきます。生活家電などのように不特定多数の人を相手にものを売るのか、医薬品のようにものを売るにも専門知識が必要なものなのか。
企業が必要な商材であれば固定客を相手にものを売るわけですから相手との密なコミュニケーションが必要になってきます。このように、「ある仕事に適性がある」「この仕事にはこういうものがある」と診断結果に書かれていたとしても、あくまで一例に過ぎません。
より詳しい結果を知るには、性格診断などど併せて判断していく必要があります。
適性診断の結果をどう活かすかは自分次第
適性診断を基準に仕事を選ぶのではなく、むしろ、自分がやりたい仕事があって、今の自分はその仕事に適性があるかどうかを適性診断の結果と照らし合わせて確認するためのツールとして利用する方法もあります。
同時に性格診断なども行い、希望する仕事と今の自分の相性を多角的に判断します。その仕事をする上で、自分の強みは何か。逆に足りないところは何か。トラブルが起きた時どう対処すればいいのかななどを、こうしたツールで客観的に見ていくことで、仕事選びに役立てていけます。